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 カーテンの種類

カーテンの種類は「既製カーテン」と「オーダーカーテン」の2つに分けられます。

既製カーテン

一定の規格でつくられたカーテンのことです。サイズや色柄などは限定されてしまいますが、安価なのが魅力です。

オーダーカーテン

住宅ごとに窓の寸法が異なります。幅や丈をピッタリと合わせて作れるのが魅力です。
色柄などのバリエーションが非常に豊富なのも大きな魅力です。

          

 カーテン地の種類

カーテン地の種類とは、一般的には生地の構造によって、以下の4種類の分類されます。

ドレープ

重量感のある厚手のカーテン地をドレープといいます。
ドレープは室内全体に重厚で豪華なイメージを与え、遮光性、遮蔽性、防音性、断熱性などさまざまな機能を備えているのが特徴です。

レース

透明感のある薄手のカーテン地です。ドレープやプリントとの二重吊りで使われますが、高級なレースはそれだけで主役としても窓辺を演出します。

プリント

無地の生地に、柄をあとからプリントしたものです。非常にファッショナブルなカーテン地といえます。

ケースメント

ドレープとレースの中間的なカーテン地です。レース的な快適さの中にもドレープのようなボリューム感を併せ持っています。単品としてもつかえますし、ドレープとの二重吊りにもつかえます。

 カーテンの素材

カーテンに使用される素材は、洗濯などで伸び縮みするか、長期間の使用に耐えられるかといった基本的な条件に加え、装飾性の高さ、遮光性、防音・遮音性、保湿・断熱性などの要素を考慮してえらばれています。

ポリエステル

カーテン繊維の主流が、ポリエステル繊維です。丈夫で使いやすく、光沢間があり手触りも良いのが特徴です。機能的には最も優れた素材ですが、帯電しやすいので、汚れやすくなるのが欠点といえます。

アクリル

ポリエステル繊維と並んで代表的なのがアクリル繊維です。軽量で保湿性が抜群、帯電性が小さく吸水性も少ないたるに汚れが付きにくいのが特色です。しかし、毛羽立ちや熱に弱く燃えやすいのが難点といえます。

          

レーヨン

さらっとした手触り感があり、吸湿性、染色性に優れています。混紡・交織として使用されることが多い。耐久性が低い、水に弱く縮みやすいのが難点です。

綿

最も生産量が多い繊維です。丈夫で安価、染色性も良く、きれいな色柄を楽しむことができる。しかし太陽も日差しに弱く変色しやすいことと、洗濯で縮んでしまう欠点があります。

 機能カーテンについて

機能カーテンの代表的なものが、「ウオッシャブル」「遮光」「防炎」です。どんな生地でもその機能が付加できるわけでもないので、装飾性を重視するか機能性を重視するかという選択になる場合もあります。

ウオシャブル

家庭用洗濯機で洗えるカーテンです。素材は伸縮性の低いポリエステルを使用し、織り方にも型崩れしないような安定性を高める工夫がされています。

遮光

外部の光を遮り、部屋の光を外に漏らさないようなカーテンです。遮光性を高めるためには、黒糸を織り込んだり、生地の裏表にラミネート加工をするなどしてカーテン地自体に遮光性を持たせる方法と、普通のカーテン地に遮光性の高い裏地(遮光生地)を縫いつける方法があります。

防炎

タバコの不始末などが原因でカーテンに火がついてしまった、というケースも考えられなくはありません。カーテン地に難燃性繊維を使用したものや、後加工によって防炎性をふかしたもの。

 カーテンの選び方

全体のイメージを選ぶ

デザインにはエレガンス、クラシック、モダンその他などがあり、建物全体、内装仕上げのイメージによりカーテンも全体のイメージを決めます。

ベースのカラーを考える

色が与える特性により部屋のイメージが変わります。  
たとえば黄系が主調の部屋は中性で明るくさわに感じます。
また、青系が主調の部屋は冷たい感じになり赤系は暖かく活発な感じが受けます。

カーテンスタイルを考える

カーテンスタイルはシェード、スカラップ、セパレート、カフェカーテン、センタークロスなど多種にわたります。 
カーテンショップなどではカーテンスタイルブックを用意しておりますのでご確認ください。
カーテンはカタログを見ただけでは決めず、必ずカーテンショップ又はメーカーのショールームで吊り下げ見本を確認して選択しましょう。
お店によっては現物吊り見本をレンタルしているところもあり、カーテンの架け替えですとご自分のお家に下げてみて比較する事もできるので便利です。

          

 お手入れMEMO

〜日常的なお手入れ〜

カーテンのヨゴレの原因は空気中のホコリやタバコのヤニ、キッチンの煙などです。
時間がたつと落ちにくくなるので、時間に余裕のある日を選び、ハタキや洋服ブラシでカーテンやタッセルについたほこりを払い落とします。カーテンに直接掃除機をかけてホコリを吸い取るのもいいでしょう。その際は、生地を傷めないように吸引力に注意しましょう。
カーテンレールの上もホコリがたまりやすい場所です。固く絞った雑きんでホコリをふきとっておきましょう。

〜洗濯の方法〜

※必ず取扱絵表示を確認ください。

★洗濯機を使う場合・・・・・

汚れがひどくなったらすぐ洗濯。ウォシャブルカーテン洗濯機で洗濯する場合、カーテンフックをはずしてホコ リを落とし屏風たたみをして洗濯ネットへ入れ洗濯機へ。水量は最大、水流は弱、水温は30℃が目安。洗剤は取扱絵表示に「中性」の文字があれば、中性洗剤、その他の場合は、弱アルカリ性洗剤でもかまいません。
脱水は、20秒〜30秒が適当。乾燥機 での乾燥は避け形を整えて日陰で吊り干ししてください。ある程度乾燥したら、レールに吊って軽く下に引っ張り手で叩いてシワをのばします。

★手洗いの場合・・・・・・・

ホコリを落とした後フックをはずして大き目のたらい等に水を張って押し洗いに。もみ洗いは、シワの原因なるので避けます。
脱水機にかけずにかるくおししぼりをします。後は、洗濯機を使う要領で乾かします。

★つけ置き洗いの場合・・・

汚れがひどい場合にお勧め。ホコリを落とした後、フックをはずし30℃の水に30分〜1時間つけ置いたあと、取扱絵表示通りの洗濯を行います。

 

 

 

 

★クリーニング店に出す場合・・・・・

トラブルを避けるためにもカーテン寸法と絵表示を双方でよく確認し、洗い方を相談してください。信頼のおけるクリーニング店を選びましょう。できれば取次店でなく自家クリーニング店へ持っていきましょう。

 
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